D10T ブルドーザから始まり次世代へ紡ぐストーリー 10点満点の社名に込めた意味
D10T ブルドーザから始まり次世代へ紡ぐストーリー 10点満点の社名に込めた意味

D10T ブルドーザから始まり次世代へ紡ぐストーリー

10点満点の社名に込めた意味

キャタピラーのお客様には、誰しも“始まりの物語”がある。

しかし、Cat®マシンへの思い入れに関してはDXT社に勝るストーリーはないかもしれない。

北欧を代表する建設・土木企業DXT社の共同経営者であるPeter Hedendahl氏は、建設業を営む父親のもとで若いころから働き始め、キャタピラーのブルドーザに愛着を抱くようになった。まだ幼かったころ、父が運転するD7ブルドーザのキャブの片隅に小さく座り込んでいた情景は、今も彼の心に残っている。

物語はこうして始まった

「父の会社で働き始めたのは16歳のころ。1970年代に父が引退し、会社を引き継ぎました。当時は林業から砂利採取、道路、鉄道、さらには空港の工事まで、すべてを自分一人でこなしていたものです。保有していたCatマシンは、D8ブルドーザと953トラックローダの2台だけでした」とHedendahl氏は振り返る。「D10なんて、自分の仕事には大きすぎて、手の届かない存在だと思っていました」

そんな彼のキャリアに転機が訪れたのは、2016年のある晩のことだった。「スウェーデン北部の鉱山会社が閉業するにあたり、D10Tが売りに出されるらしいと友人が教えてくれたのです。私たちは共同で入札に参加し、無事にD10Tを手に入れることができました」これを機に新しい会社を設立したHedendahl氏は、原点となったCat D10Tブルドーザにちなんで、社名を「DXT」と名付けたのだった(Xはローマ数字の10)。

DXT の現在とこれから

企業としてのDXT社のあり方は、時代と共に変化を重ねてきた。だが、決して変わらなかったものが一つある。それは、Hedendahl氏のCatマシンに対する揺るぎない忠誠心だ。現在、同社が保有する機械はすべてCat製品で、D6、D8、D10のブルドーザが各3台。さらに油圧ショベルとスクレーパーも所有している。

2024年末、Hedendahl氏はCatディーラであるZeppelin社の担当者と共に、ストックホルムから12時間かけてアメリカを訪れた。目的は、DXT社のCatマシン群に加わる予定の次世代ブルドーザD10と対面すること。イリノイ州ピオリアにあるSSビルディング※1を見学している最中、ヨーロッパ向けに初めて販売されることになる次世代ブルドーザD 1 0を組み立てライン上で目にすることができた彼は、そのフレームに自らサインを書き込んだ。

※1 大型ブルドーザの唯一の組立ラインがある施設

なぜCat を選び続けるのか?

DXT社の次の1台として、次世代ブルドーザD10が当然のように選ばれた決め手は何だろうか。その問いに、Hedendahl氏は即答した。「Everything!(すべてです!)」

「Catのブルドーザは昔から優秀でしたが、それだけでなくキャタピラーは、技術や安全性、効率化に関して毎年のように改良を重ねています。今回の新型は特に燃費の面で優れており、お客様にも“うちには最新のブルドーザがあります”と伝えられます。それが最大のアピールポイントですね」

加えて、D X T 社はC a t 製品と共にZeppelin社のCVA(カスタマーバリュー契約)※2も導入し、「これはとてもありがたいサービスですね」とHedendahl氏は笑顔で語る。「Zeppelin社がつねに親身になって対応してくれるおかげで、うちの機械はいつもベストな状態を保っています。私たちはまるで友人や家族のような関係性なんです」

※2 保有されているCatマシンのコンディションを、手間なく最適な状態で維持するためのソリューション。

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