筋金入りのファンたちは見事なコレクションでCaterpillarの歴史を生き生きとよみがえらせてくれます。6人のCaterpillarコレクタとのQ&Aを読んで皆さんも参考にしてみてください。
竜巻が轟音をたてて町を通り抜けていきました。Dave Tallonとその家族が被害状況を調べたところ、電気は止まり、道路は倒木で塞がっていました。どの方向を見ても、竜巻で危険ながれきが散乱していました。彼らは避難する必要がありましたが、どうやって避難すればよいのでしょうか。
Daveの年代物のCaterpillar建設機械類が頭に浮かびます。ガレージに行ってDaveは1929年製のCaterpillar 10トラクタを始動しました。さあ行きましょう。
Daveたち家族はいくつかの必需品を古いトラクタにすばやく積み込みました。このトラクタはDaveが入念にメンテナンスしてきたCaterpillarの歴史の一部です。ハンドレバーを使ってコレクターズアイテムの機械を慎重に操縦してガレージから出した後、Daveたち家族は古いトラクタを初めて走らせました。割れたガラス、合板の砕けた破片、釘が突き出た木材の破片の上を安全に走ることができました。
年代物のCaterpillar建設機械類を収集することで、映画「Twister」のワンシーンのような気分を味わえるとは限りませんが、それはそれで良いことでしょう。世界中のCaterpillarの熱心なコレクタにとって、Caterpillarの歴史を祝い、他のコレクタと共有できることはワクワクする体験です。
Caterpillarのコレクタに尋ねると、Caterpillarと他の会社との大きな違いの1つはCaterpillarの由緒ある歴史だと教えてくれるはずです。この歴史と、これまでCaterpillarが築いてきた現代のCaterpillarブランドが、コレクタの共感を呼び、生涯を通じてコレクションを続ける動機付けになっています。
では、これらのコレクタはどういう人たちで、Caterpillarのどういうところがコレクションの動機付け(場合によっては、部屋、地下室、倉庫を専有するほどの動機付け)になっているのでしょうか。
Kevin Skinner
重機オペレータ
男性・女性を問わず世界中のさまざまなバックグラウンドを持つ人々が、Cat®ブランドに対する情熱を持っています。多くの場合、Caterpillarのコレクタになる人々は、以下のことに大きな魅力を感じています。
機械のオーナー兼オペレータ、農家の家に生まれた人、普通の会社員など、バックグラウンドはさまざまです。Catのロゴ や色の見た目に魅力を感じている人もいます。
Caterpillarのコレクタの間では、Caterpillarブランドへの情熱がさまざまな形で現れています。ダイキャスト模型、ビンテージ品、そして数千ボンドの重量のある90年前に製造されたトラクタなど、あらゆるものがコレクションの対象になっています。
Dave Tallonは、世界中にいるCaterpillarの熱烈なファンの1人です。私たちは、Daveを初めとする何人かのコレクタにインタビューする機会を得て、それぞれが収集を行っている動機と、素晴らしいコレクション品について聞き取りを行いました。
また、Caterpillarの歴史に情熱を感じている方々が、収集を始める(または、現在のコレクションをレベルアップする)方法についてのヒントを得ることができました。
では、Caterpillarのビンテージ油圧ショベルに飛び乗って、熱烈なコレクタの世界を掘り起こしていきましょう。
Dave: 私はCaterpillar械の縮尺模型を集めていて、展示用の部屋に収まりきらない数になっています。これには、レビュー用に送られてきた試作品模型も含まれています。Caterpillarのあらゆる印刷物や記念品も集めていて、いつかもっと大きな家が必要になると思っています。
Kevin: 私はガレージの上の900平方フィートの部屋に300個以上の縮尺模型を集めています。専用のCat Roomです。その一部は自分で作ったジオラマに展示しています。大型のジオラマが4つ(それぞれ4フィート平方)、小型のジオラマが3つあります。6フィート平方のジオラマも作成中です。
編集者注記: Kevin氏のジオラマはとてつもなく優れています。ハリウッドのエフェクトレベルの精巧さだと思います。Kevin氏がどのようなことを行っているかをビデオ で紹介しています。また、Facebook やInstagramでKevin氏をフォローすることもできます。
Sam: うちには15~20台の古いCat機械があります。スキッドステアのような比較的新しい機械も6台あって、家族が副業に使用しています。また、200~300のブランド付きのオモチャや、私たちの人生をずっと温かいものにしてくれるのに十分な量のCaterpillarの年代物の印刷物があります。これは何百ページもの分量になります。
Shay: Caterpillarの縮尺模型を400個以上集めています。昨年にはコレクションを飾っていた部屋が手狭になってきましたし、もっと重要だったのは、1人目の子どもの部屋が必要だったことです。それで私たちはコレクションを下の階に移動して、そこでコレクションを増やしています。今は、古いコレクション部屋は育児室になっています。息子が生まれて最初にやったことの1つは、Caterpillarのおくるみを着せることでした。
Lee: これは厳密にはCaterpillarのコレクションなのですが、私は次のようなものを管理しています。
ご存知でしたか?
Caterpillarアーカイブの中で最も希少なアイテムは、1952年のオリンピックで使用されたバスケットボールです。 なぜ、そのボールがここにあるのでしょうか。 物語を読む
Shay: 私はトラックローダが大好きです。トラックローダは私が子どものときに初めて乗った機械です。よく父がトラックローダを操作するのを見ていて、ときどき私を乗せてくれました。963Cのカスタムモデルが好きで、私のお気に入りの1つになっています。
Kevin: 私は働いていた採石場でCat 990のシートを手に入れました。家の中に置いておくとほれぼれします。
それから、ジオラマ展示です。私のジオラマ展示は、建設機械模型雑誌や玩具雑誌から大いに注目を集めてきました。ジオラマ展示を見たときの人々の反応が私の誇りです。本物そっくりの細かい作業は独学で身に付けたものですが、人々が私のジオラマ展示に驚嘆してくれるのは何よりの喜びです。
Dave: 私はトラクタを1台持っています。1929年製のCaterpillar Tenを自分のガレージで保管していて、展覧会にも乗っていきます。そうです、竜巻のあとで避難するのにこのトラクタを使いました。地域で「あなたがあの方ですか」と話しかけられることもあります。
Sam: 私は最初に製造されたCaterpillar D2モデル、1938年モデルを持っています。
Lee: 私たちのアーカイブでは、最近、カリフォルニア州のインペリアルバレーで数世代にわたって農業を営んでいるGislerファミリーから大きな寄贈品をいただきました。ファミリーの長老であるLarry Gisler氏が亡くなったとき、彼の家族はLarry Gisler氏が自慢にしていた古いCaterpillar 60トラックタイプトラクタを私たちに寄贈することを決めました。これはLanny氏が1970年代に修復したものです。Larry Gisler氏の息子は、このCaterpillar 60がCaterpillar社のコレクションに加わることは父にとって大きな意味のあることだと語っていました。
このトラクタはCaterpillarの歴史で最も重要で、最も大きなトラクタの1つです。また、Gislerファミリーにとっても大きな意味を持つものです。私たちCaterpillarがGislerファミリーからこのような大きな寄贈を受けることの意味を言葉で言い表すことはできません。私たちの施設にCaterpillar 60を運ぶ前に、GislerファミリーはLanny氏の家で大きなパーティを開いてCaterpillar 60のセミトレーラーへの積み込みを祝いました。
Dave: 私は1台のトラクタを持っているだけですが、とても楽しいものです。子どもたちが幼かったこともあり、機械の収集は家族にとって特別なことです。いつもトラクタに乗りに出かけていますし、年上の息子はトラクタの機械的なことに興味を示すようになってきています。
Sam: 年代物のCaterpillarのコレクタたちは、古く、希少性が高く、珍しい機械を見つけることを喜びとしています。農場や山道の傍らに捨てられた古い機械を見つけるのも大きな楽しみの1つです。こうした重機を見つけて運んできたら、多くの場合、適切なパーツと元の色に合わせた塗料を使って機械を修復する必要があります。私のようなコレクタたちは、手間をかけ、情熱を持って、これらの機械を生き生きとよみがえらせるのです。
Lee: 多くの年代物のCaterpillarコレクタは希少性を重視しています。コレクタたちは1925年以前のHoltとBestの機械を探しています(HoltとBestが1925年に合併してCaterpillarになりました)。また、初期のディーゼル時代(1925年~1950年代)のCaterpillar製機械も非常に入手困難で人気があります。Caterpillarのディーゼル移行期に少量生産されたガソリン仕様の製品も同様です。
Shay: 古いCatを持っていることは特別なことだと感じます。私は、1940年のCat D6、1949年のD4、1930年代後半のD7、1940年代半ばのCat No. 11オートパトロールグレーダを持っています。D6には珍しい木製のキャブが付いているのですが、妻と私は私たちの結婚式に自分たちのD6を参加させ、教会から披露宴までD6に乗って行きました。
Sam: もちろんです。年代物のトラクタは動くようにしておくのが大変ですが、その価値はあります。また、ディーゼル式の機械はガソリンエンジンの機械よりもメンテナンスが簡単です。大抵は、ディーゼル機械のエンジンを始動できれば大丈夫です。
プロコレクタからのヒント
「年代物のガソリンエンジンのトラクタの維持には、プレミアム燃料、非エタノールガソリン、または航空機用ガソリンを使用してください。これらはキャブレタに適しています。」– Sam Meeker
逆に良い点は、Caterpillar機械が屋外で使用し保管するように設計されていることです。塗装やボルトなどにすぐにさびが出ることはありません。私はトラクタを走らせた後、泥を叩き落とし、ときどききれいに清掃しています。もちろん、数十年を経過した機械にはすでにさびが出ていることもありますが、私はそういう状態のものも好きなので、多くをそのままにしています。修復を行った機械は、屋内で保管して少しでも良い状態を保てるようにしています。
Dave: 私はCaterpillar Tenをメンテナンスするために、キャブレタのリビルドキットをオンラインで見つけました。Caterpillarからパーツを購入したこともあります。ある時クランクスタータで始動しようとすると、クランクがすぐに折れてしまいました。とりあえずレンチをクランク代わりに使って始動しましたが、後に、ACMOCを通じて再生クランクを作っている人がいるのを見つけました。
Lee: 古いもの新しいものを含めて、Caterpillarのさまざまな面白いアイテムや魅力的なアイテムが収集されています。短期間のCaterpillar製品、Cat機械の縮尺模型、ブランド付きのオモチャや衣類、ディーラの景品などです。
Kevin: 私は、いつの日か、無骨なパワーを備えキャタピラ音を響かせて動く年代物のD8Kブルドーザを手に入れたいと思っています。昔ながらのCaterpillarにあこがれますが、そのための予算はまた別問題です。縮尺模型のほかに、私はCatブランド付きの帽子(130個)や、ポスター、カレンダーなどの記念品にも興味があります。身の回りには、こうしたさまざまなCaterpillarのコレクターズアイテムがあります。
Dave: 驚くようなものに出会うこともあります。思いもよらなかったものにCatブランドが付いていることがあるのです。たとえば、私は工場のカフェテリアで使われていたCaterpillar Tractor Companyの牛乳缶を持っています。どうして手に入れたかというと、Facebookマーケットプレイスが私の検索履歴に基づいてこれをお勧めしてきたのだから、驚きです。
また、私は古いCat機械の印刷物のデジタルコピーも集めています。これは私の仕事に役立っています。ディーラのお客様は古い機械を持っていることが多く、ディーラへの技術的な質問に答えるのに役立っています。
Lee: 希少性が高くても、見つけて、運んで保管するのがそれほど難しくなく、頑張れば入手できるCaterpillarのコレクターズアイテムもたくさんあります。両手で持つことができて、手に入れるのが必ずしも簡単でないものです。たとえば、Caterpillarの古い子供用のペダルカーは見つけるのが困難です。
Sam: 記念品で言うと、私は古いボール紙の土木用計算尺を持っています。これを使ってCaterpillarのお客様はブルドーザやスクレイパーの土木作業能力を計算していました。これは私にとって非常に興味深いものです。私はCaterpillarの業務でデジタル版の計算機能を扱っています。お客様が検討しているブルドーザの生産能力を算出できるオンラインツールです。
Shay: 私の場合、とても幼いときからコレクションを始めました。セールスマンが私の祖父か父のどちらかに購入した機械の縮尺模型を持ってきてくれて、それを私がもらいました。そのことがきっかけで、今のような状況になっています。
Kevin: 私がCat機械の縮尺模型を好きになったのは、小さな子どものときです。私の父は林業に就いていました。父は建設や伐採に関する展示会に私を連れて行ってくれるだけでなく、仕事にも連れて行ってくれて、私を機械に乗せて走らせてくれました。私たちは良い友達でした。
12歳のときに父は私にCat機械の模型(518スキッダ)を初めて買ってくれました。そのときから、何年もの間に私のコレクションはどんどん増えていきましたが、父に買ってもらった最初のスキッダの模型はいつまでも大切な存在でした。父は2018年に亡くなりました。
Sam: 私は農家で生まれ育った農家っ子です。私はいつも年代物の農業機械に興味を持っていました。父はいつもCatの記念品を集めていました。私も90年代に一緒にCatグッズの収集を始めました。私たちは2000年頃に初めてトラクタを購入しました。その後ステップアップして、ブルドーザブレードの付いた1957年のCat D2を購入しました。
私たちは夢中になって、Catガソリントラクタ、ディーゼルトラクタ、油圧ショベル、スクレイパー、ブルドーザ、スキッドステアなどの年代物のコレクションを始めました。義母と一緒に、オーナーズマニュアル、販売用冊子、玩具、模型、ディーラ向け販促資料、双眼鏡など、Caterpillarの記念品の収集も真剣に行うようになりました。
Dave: Benjamin Holtの最初のトラックタイプトラクタの100 周年記念行事のCaterpillarの歴史の展示でボランティアをしました。父と祖父がいつも持っていたものが私の興味を駆り立てました。祖父は年代物のトラクタを所有していて、父はそれらのトラクタのことをいつも愛していました。今の私のCaterpillarコレクションのほとんどは、トラックタイプトラクタの縮尺模型です。
Kevin: 最近、家には子どもが(3人ではなく)4人いると妻によく言われます。私は今でも機械に胸を躍らせています。
Dave: 私の場合は、Caterpillarで扱っていた機械の収集を始めました。模型は、実物を所有できなくても、これらのすごい機械を称賛できる素晴らしい方法です。
Shay: 私は重機が好きで、自分がやっていることが好きです。模型の収集では、もっとくつろいだ立場で自分が好きなものにひたっていられます。私は過去に私たちが使っていた機械を振り返り、私たちより前に人々が使っていた機械について知り、そのことに感動するのが好きです。
Kevin: ある種のつながりである場合が多いと思います。たとえば、ある型のバックホーを運転しているとしたら、その実際の機械の模型を手に入れることは素晴らしいことです。そして最初の1台を手に入れると、自然と収集し続けるようになります。模型なら、サイズやコストの問題で実際に所有することが難しいこれらの機械を簡単に手にすることができます。
Gary(ダイキャストマスターズ): 建設機械のダイキャスト縮尺模型の人気は高まり続けています。これにはソーシャルメディアが貢献しています。
私が出会ったコレクタのほとんどは、建設業への情熱と興味からこれらの模型を収集しています。コレクションの金銭的投資や金銭的価値は、収集愛に比べると二の次です。
私たちが提供している最も人気の高いCat機械模型 は、ブルドーザ、油圧ショベル、トラック、ホイールローダです。
また、コレクタにとって選択肢が尽きることはありません。当社だけでも120を超える製品を提供していて、幅広い機械のカテゴリや縮尺をカバーしていますし、毎年新しい製品が追加されています。
言うまでもなく、Caterpillarは大型ブルドーザで有名で、当社の中で最も良く売れる機械の縮尺模型カテゴリの1つです。
Sam: 記念品やオモチャの場合は、eBayやFacebookマーケットプレイスです。実物の機械は、年代物のCaterpillar建設機械類のオークションを行っているオンラインオークション会社があります。オンラインオークションは時間投資がかなり少なくて済みます。金額は多少高くなるかもしれませんが、良いものが見つかります。
お勧めのオンラインオークションは、次のとおりです。
Kevin: 私は、ニューヨーク州バッファローにあるBuffalo Road Imports、オハイオ州にある DHS Diecast、その他のオンライン上のホビーストアで縮尺模型を購入します。また、展示会で購入することもあります。何を探すかですが、1:50スケールの機械の模型が非常に人気です。数多くの模型が出回っています。
模型を飾る背景を作成する場合は、軽量ゴムでできたミニチュアの樹木、岩、泥やアクリル塗料をホビーストアで見つけることもできます。
Dave: ACMOCは、記念品のコレクタにとっても、年代物の建設機械類のコレクタにとっても便利な存在です。ACMOCのメンバーとつながりを持ち、オンライン掲示板に目を通し、展示会に参加することで、機械そのものだけでなく、数多くのCaterpillarの古いパーツやアイテムを見つけることができます。
Sam: トラクタに関して付け加えると、Facebookにも年代物のトラクタのグループが存在します。こうして情報を身に付けておくと、車で走り回っているときにも、いろいろなものに目が止まるようになります。ACMOCは、コレクションに詳しい友人を見つけたり、何を探せば良いかを聞いたりするのに便利な場所です。
プロコレクタからのヒント
「普段通らない脇道に入ってみましょう。田舎道にはいろいろなものがあり、納屋の裏の草むらで年代物のトラクタが見つかります。」– Sam Meeker
Shay: ここ数年、私はフルカスタマイズに凝っています。他の模型コレクタとの交流を通じて、スウェーデン、オランダ、イングランド、ニューヨークなど世界各地でカスタム模型を作ってくれる人を何人か見つけました。彼らの多くは、模型作りのスキルで生計を立てている退職者です。
Dave: ACMOCのイベントはかなり楽しめます。毎年開催されているACMOCの国内展示会では、全国の熱心なCatファンが集まり、共にCaterpillarの素晴らしい歴史を楽しんでいます。
ACMOCは会員数を増やし、今では世界各地に2,700人のメンバーがいます。一番遠方のメンバーは西オーストラリア州に住んでいます。多くのメンバーは、Caterpillarブランドに対する誇りと情熱を持ち続けているCaterpillarの退職者です。
ACMOCに参加する前は、年代物の機械も持っていないし、私には場違いなところではないかと思っていました。実際には、機械を所有していないメンバーが大勢いて、Cat機械について楽しみながら学んでいます。
Sam: 多くの年代物のCaterpillarの展示会の素晴らしいところは、実際に機械が動いているところを見られることです。かっこいい古い機械が、土砂の移動、掘削、仕上げ整地などの作業を行っているのを見ることができます。自分が所有するトラクタに乗って協力して作業をします。
Kevin: Cat機械の模型に関しては、ニューヨーク州で毎年開催されるInternational Model Construction and Truck Show(IMCATS)があります。IMCATSには、ティーンエージャーからシニアまでの米国とカナダのコレクタが参加しています。
この何年かの間に、私はそこで何人かの仲間を作り、模型の収集や改造、ジオラマの作成などに関するヒントやコツを共有しています。私はここで初めて新品の模型を経年劣化した見た目に変えるテクニックを身に付けました。つや消しスプレーやウェザリングパウダーなどです。
Sam: さまざまな年代物の農業機械や建設機械を扱っている博物館もあります。アイオワ州エルカダーにあるEarthmoving Legacy Center、サクラメントの近くにあるCalifornia Agriculture Museum、オハイオ州にあるNational Construction Equipment Museumなどです。こうした場所に行くのは楽しく、博物館のスタッフから多くのことを学ぶことができます。
Dave: ピオリアにあるCaterpillarビジターセンター も皆さんにお勧めできます。ここで行われている企画展が素晴らしいです。また、素晴らしい年代物の機械を見ることもできます。Caterpillar 20、動力発電機、D8などです。Caterpillarの従業員でも、ただのファンでも、出かけてみる価値はあります。
Lee: ビジターセンターに行けない世界各地のファン向けに、私たちはCaterpillar.com/historyを隔週で更新しています。世界各地のCaterpillarの施設にもCat機械の展示があります。また、CONEXPO-CON/AGGなどの大規模な展示会でも機械の展示を行っています。
Sam: 余談ですが、年に1回オープンハウスを開催して、私の家族が所有している年代物の機械を皆さんに公開しています。私たちは機械を小屋から出してエンジンをかけます。皆さんとても気に入ってくれます。古い機械のシンプルさには人を惹き付ける魅力があります。
Shay: 私の家族は、お客様のニーズや希望に応えるためにできることをすべてやって事業を成功させました。そこには、いつもこれらのCat機械がありました。私たち家族の長い歴史はCat機械とともにあります。
Lee: Caterpillarは民生品の枠をはるかに超えた存在です。Caterpillarの機械は私たちの身近なところにあって、私たちの社会を作り上げています。
Gary: Caterpillarブランドは世界で最もよく知られたブランドの1つです。Caterpillarの建設機械類は、世界各地の数多くの建設現場や建設イベントで目にすることができます。ユーザー、オペレータ、そしてマニアたちは、自分たちが所有しているCat機械や操作しているCat機械、またはコレクションしているCat機械の高品質なダイキャスト模型を手に入れたいという気持ちを強く持っています。
Dave: Caterpillarで仕事を始めたとき以来、私は何年もの間に、私たち自身や私たちの製品を高い水準に保つことが私たちの評価につながるということを学びました。こうした水準は、機械の耐久性や性能だけでなく、私たちの価値(Caterpillarが私たちが関わる人々やお客様をどのようにサポートするか)を反映したものです。私はこのことがCaterpillarとの精神的な結び付きを強くしていると考えています。
Sam: これはCaterpillarブランドのレガシーでもあります。非常に長い期間にわたって使われています。人々は古い機械を今でも使い続けています。ずっと昔にCatトラクタを購入して、手入れをしてきたのです。このため、今でも多くの機械が使われています。
Kevin: オペレータとしての経験で言うと、Caterpillarは強靱で耐久性に優れ、快適です。70年代や80年代の機械が今でも動いていて、現場で酷使されています。現実の世界でこれらの機械は常に頼りになる存在です。このことがコレクションしたくなるような愛着につながっています。
Lee: 私は何年も前に別の巨大企業で働いていましたが、その企業では自社でアーカイブするための歴史的アイテムの寄贈を受け付けていませんでした。Caterpillarではいつでも愛好家からの寄贈を受け付けています。Caterpillarの機械とそれを取り巻くカルチャは、何十年にもわたってお客様に大きな意味をもたらしてきました。Caterpillarの歴史に興味をお持ちの方は、Caterpillar.com/historyに掲載しているストーリーやビデオをご覧ください。
Dave: Caterpillarの歴史で私が特に好きなのは、常に順風満帆ではなかったにも関わらず、Caterpillarで働く人々が長年にわたってCaterpillarのカルチャや製品を維持し、改善を続け、最終的にお客様に大きな影響をもたらしてきたことです。すべてのことがいつも完璧である訳ではありませんが、私たちはいつでもお客様のそばに寄り添っています。
Kevin: 今でも、いくつものCat機械が道路工事をしているのを見ると、駄菓子屋にいる子どものような気分になります。工事に足止めをくらっていらいらする人もいると思いますが、私は工事だからワクワクするのです。Caterpillarの黄色い機械が働いているのを見る感覚はいつまでも新鮮です。
世界中の何世代もの人々、企業、社会に大きな影響をもたらしてきたことが、熱心な多くのCaterpillarファンとコレクタを生み出してきたように思えます。
自分でもCaterpillarのコレクションを始めてみたいとお考えの方には、コレクションをどのように始めるか、何をコレクションするかにルールはありませんが、多くの同じ趣味を持つ仲間や役に立つリソースを活用してコレクションの参考にしてください。
寄稿者
Marioは、世界でも最も象徴的で影響力のある企業の1つであるCaterpillarでライターおよびストーリーテラーとして働くという夢を実現しています。自動車の町(ミシガン州デトロイト)で育ったMarioは、頑丈な構造で技術的に優れた車を高く評価しており、クラシックカーや最新のCat機械への情熱を同じく愛好家である妻と息子と共有しています。