サステナブルなコース運営を目指して。

グリーンキーパーには、植物、農薬・肥料、気象など理学系の知識に加え、機械  設備の操作・整備といったメカニック的な技術やスキルも要求されます。
また、自然と向き合って微細な変化を五感で感じ取りながら、コース全体の メンテナンス計画を立てていくため、経験も必要になります。
CAT® Ladiesトーナメントの舞台である大箱根カントリークラブでもオフシーズンの冬の間にメンテナンスを行います 。


近年、社会的な課題として「サステナビリティ（持続可能性）」を重視する流れがさまざまな分野に広がる中、ゴルフ界も例外ではありません。
自然豊かなゴルフ場を次の世代へ引き継いでいくため、「環境への配慮」と「人材不足の解消」を見据えたサステナブルなコース運営が大きなテーマになっています。
 
「あえて手入れをせず、あるがままの自然を生かすエリアを設けたり、コースメンテナンスにAI技術を導入してより効果的な方法を検討するなど、ゴルフと自然との共生を見据えて改革を進めているところです」
そう語ってくださったのは、﨑山朋己チーフマネージャー。
 
数あるスポーツの中でも、最も広大な自然を相手に技を競い、プレーを楽しむゴルフを未来へ存続していくために――
﨑山 チーフマネージャーは、長年にわたるキャリアを通して交友関係を築いた全国のグリーンキーパー仲間と同志会をつくり、情報交換を重ね、よりよいコースメンテナンスの実現を目指しています。
 
2023年を迎え、8月のトーナメントも少しずつ近づいています。