CATレディース2022(第25回大会)はルーキー岩井千怜選手の2週連続優勝という史上3人目の快挙達成で幕を閉じました。
今年もたくさんの皆様にトーナメントボランティアとしてご協力いただき、3日間の大会を成功裏に終えることができました。
1日に数千人、多いときには1万人を超えるギャラリーが詰め掛けるゴルフトーナメントをスムーズに運営するためには、トーナメントボランティアは欠かせない存在です。
選手と共にコースを回り、各ホールごとにスコアを速報本部へ報告するスコアラー、選手のスコアが記されたプラカードを掲げ、ギャラリーに見せるキャリングボード、移動するギャラリーを安全に誘導し、選手のプレーを妨げないよう「お静かに!」というクワイエットボードを掲げるホールマーシャル、見通しの悪いコースなどでボールの行方を確認するフォアキャディなど、トーナメントボランティアの役割は多岐にわたります。
毎年応募してくださる常連メンバーも多く、中には、中学生のときにボランティアを体験した方が、大人になってから参加してくれるケースも。
CATレディースでは、箱根町役場の職員の方々がリーダーとなり、箱根町立箱根中学校から選抜された30名の生徒の皆様や、地元のゴルフサークルのメンバーの方々など、ボランティアに参加してくださった皆さんの担当する役割を当日、抽選で決めています。
1997年の初開催から回を追うごとにボランティアの参加者の輪が広がり、CATレディースは箱根の夏に欠かせない「地域ぐるみのイベント」になっています。
■トーナメントボランティアへのインタビュー
木村繁男(きむら・しげお)さん(ボランティア歴13年)
当日の担当:キャリングボード
「キャリングボードは選手のプレーを間近に見ることができる魅力的な役割です。
特にCATレディースは毎年調整されるコース設計が戦略的でハイレベルなので見応えがあります。
推しの選手は青木瀬令奈(あおき・せれな)プロで、応援団にも所属しています。
長くボランティアを続けていると青木選手に気づいてもらえることもあり、モチベーションが上がりますね」
※キャリングボードはボランティアの中でも人気の的で抽選時には多くの方からのエントリーが集まる役割です。
半藤佳己子(はんどう・かなこ)さん(ボランティア歴20年以上)
当日の担当:ボランティア本部サポート業務
「関東近辺のトーナメントを中心に参加し、ほとんどのボランティア業務を経験しました。
CATレディースは開催場所が住まいに近いため、2004年頃から毎回参加しています。
表純子プロのファンで、キャディを務める夫の広樹さんとも仲良くさせてもらっています。
『クワイエットボードを上げるタイミングは選手がクラブを選んで掴んだところからだよ、そこの時点でどういう風に打つかを考え始めて集中しているから』と教えてくださったのも広樹さんでした」