安全性と生産性の向上
— 散水が必要な場所とタイミングを把握できることで、粉塵レベルの低下、視認性の向上、運搬走路の安全性の維持を実現できます
— 散水が自動化されることで、オペレータは周囲の状況と運転に集中できます
— 水タンクが満タンになると自動停止機能が作動して過充填を防止します。これにより、コンポーネントの寿命が延長します
— キャブ内からタンクの充填状況をモニタで確認できます
— 散水システムは、走行速度に基づいて自動始動および自動停止する機能を備えており、走路の交差点での過剰散水を防止します。これにより、現場のあらゆる車両の安全性が向上します
— 新トラクションコントロールシステム(TCS、Traction Control System)と湿式ディスクブレーキがトラックの四輪すべてに標準装備されています
— 下り坂用のリターダ自動制御(ARC、Automatic Retarding Control)
オペレータの快適性
— キャブへの容易で楽なアクセス
— 人間工学に基づいた直感的なコントロール、左側パワーウィンドウと自動温度制御
— 視認性をサポートする窓エリアを備えた広々としたキャブ
— 一体型フットレストにより、快適さと支えを提供
— キャブはアイソレーションマウントにより取り付けられ、騒音や振動を抑制。騒音抑制により騒音を50 %低減
— 車両の側面と前方の両方を照らす照明パッケージ
— 工場取付けで一体型の、人間工学に基づいた耐久性の高いキャブ内散水コントロール装置は、ユーザーフレンドリーで習得が容易
生産目標達成に貢献
適切に散水された運搬走路は、機械のサイクルタイムに直接影響を及ぼし、生産目標の達成につながります。
— 適切な散水技術によって運搬走路の整備に費やす時間を短縮し、過剰散水や散水不足を解決
— 適切に散水された運搬走路によって、トラックへの損傷を防ぐことができ、予想外の休車時間が減少
— ポンプはソフト始動を特徴とし、タンクが空になると自動的に停止するため、タンクの損傷とポンプの空運転を防止
— 777は、7 %のトルク向上による地面に伝わる駆動力の増加、新しいトランスミッションコントロールと走行速度向上によって、作業時間の短縮と効率の向上を実現
必要なだけ使用して節水を実現。
CAT散水システム(WDS、Water Delivery System) は、水の効果的な管理とサスティナビリティの推進に役立ちます。
— WDSは、自動始動機能と自動停止機能を備えており、走路の交差点での過剰散水を防止します。
— WDSは、走行速度に基づいて水流量を調整し、最大限効率的な散水を実現します
— トラックのアイドル時に放水キャノンが作動し、燃料消費量を最大50 %削減します
燃料および排出ガス
— 2つの燃料エコノミーモードは、日々の生産ニーズに合わせて調節可能です
— 米国とカナダ向けには、Tier 4排出ガス制御を用意しています
777にはいくつかの主要な燃費低減機能があります。
— 自動ニュートラルアイドル: 777を前進ギヤに入れた状態でのアイドル時、トランスミッションが自動的にニュートラル状態への移行と解除を行い、トルクコンバータのストールとエンジン回転数の上昇を防ぎます。
— オートアイドリングストップ機能: トラックが駐車状態にあり、プリセット時間を超えてアイドリングすると、燃料節約のためにトラックのエンジンが停止します。この機能はお客様のニーズに合わせ、時間調整と作動/非作動の設定が可能です。
— 速度制限: これまで同様にギヤリミットを装備しているとともに、より燃料効率の高いエンジン回転数とギヤ選択でトラックを走行させることができる速度制限機能が備わっています。
— 新しいAPECSトランスミッションコントロールにより、登坂路でも勢いと速度を落とさず走行できることで、燃料効率が向上しています。
散水システム:
アイドル時に放水キャノンが作動し、キャノン作動中は燃料消費量を最大50 %削減します。
CAT® MineStar Edge™に接続
CAT MineStar Edgeは、携帯電話回線またはWi-Fi接続を介したクラウドベースの接続によって、あらゆる現場でデータを収集および管理します。CAT MineStar Edgeを使用するお客様のあらゆるニーズを満たすために、2つのレベルの接続(ベーシックおよびプレミアム*)を用意しています。追加の機能も今後リリースされる予定です。
— 接続機能には、安全関連の過失を最小限に抑えるために重要なデータ記録機能が含まれます。
— 散水ソリューションのデータは、顧客が規制要件を満たしていることを確認するのに役立ちます。
— 資産管理オプションには、生産性、水の使用量、燃料レベルと水タンクの水位、散水の場所とタイミング、ジオフェンス、資産の位置、散水のリモート管理などがあります。
ベーシック接続: 端末機械を追跡
「自分のトラックがどこにあり、どのくらいの水量が散水されているかを知りたい」という顧客ニーズに対応
ベーシック接続は、以下のような基本的なデータ収集を自動的に行い、オペレータの手書き記録を不要にします。
— リアルタイムレポートおよび履歴レポート**
— トラックの位置と稼働率のデータ(始動と停止/ルート)
— 燃料レベルと水位
— トラックが散水中であるか
— 散水システムの利用状況(自動モードと手動モードの比較)
プレミアム接続: 端末機械の生産性を記録
「オペレータが何をしているか、どのくらいの水量を使用しているかを知る必要がある」という顧客ニーズに対応
プレミアム接続では、オペレータが散水手法/効率を改善するのに役立つデータとレポートを含む包括的なレポートを得られます
— トラック/給水場所別の水使用量
— 時間の経過とともに沈下する水量と対象エリア
— 場所、トラック、条件別の散水率と散水システムの設定
— 時間と距離を含む活動の内訳(散水している、散水していない、停止中など)
— 散水の範囲と必要性に関するオペレータへのリアルタイムレポート(ルート、ヒートマップ、ディケイマップ)**1
*すべてのCAT散水トラックには、ベーシック接続のパッケージが標準装備されており、6か月間の無料整備サービスを利用できます。 **Wi-Fiまたはモバイルデータ通信を介した機器の接続に基づいています。
1 今後の更新で機能が追加される予定です。
信頼のおけるディーラによるサポート
CAT散水ソリューションは、なじみのある信頼できる最寄りのCatディーラによって販売され、整備、サポートを利用できます。
— Catディーラと部品のネットワークのフルサポート
— Catディーラ取付けと後付けキットが利用可能
— タンクはCaterpillar保証の対象内
— トラックは機械プロテクションプラン(EPP、Equipment Protection Plan)とカスタマーバリュー契約(CVA、Customer Value Agreement)の対象内