生産性の向上
• 走行速度を上げてマテリアルをより短時間で運搬できます。
• トルクの増大によって地面に伝わる出力が増加します。
• 生産性を向上しながら、より応答性に優れた
トラクションコントロールシステム(TCS、Traction Control System)を使用できます。
• スリップ時にTCSを迅速に作動させることによって、最大限のトラクションを発揮し、
タイヤの摩耗を低減します。
• 強固で予測可能な性能によって、お客様が最低のトン当たりコストを達成できるよう
支援します。
• リターダ自動制御(ARC、Automatic Retarding Control)によってエンジン回転数を一定に保ち、
生産性を向上し、手動のリターダシステムと比べて
降坂速度を15 %向上します。
燃料効率の向上
• 最大13 %の燃料消費を削減します。
• 先進トランスミッション電子制御システム(APECS、Advanced Productivity Electronic Control Strategy)が、
エンジンとトランスミッションの高いレベルでの通信を可能にします。この
通信によって、エンジンの出力とトルクを
機械がより効果的に使用できるようになります。
• ボタン1つで作動できる
アダプティブエコノミーモードを使用すると、
生産性に影響を与えることなく燃料消費量を自動的に最適化できます。
• 自動ニュートラルアイドルによって燃料効率が向上します。
• 速度を制限し、より燃料効率の高いエンジン回転数と
ギヤ選択での運搬を可能にします。
• 統合されたオートアイドリングストップ機能により、
トラックが事前に設定した時間、駐車またはアイドリングした場合にエンジンを自動的に始動することで、
燃料を節約できます。
安全性に配慮した設計
• アクセス性が向上しており、給油ポイントや日常メンテナンスポイントにグラウンドレベルで
安全にアクセスできます。
• 最適な配置の通路と手すりによって、確実な3点支持での
乗り降りが可能になります。
• 最新のブレーキ基準であるISO 3450:2011に適合する、
優れたブレーキ性能を発揮します。
• グラウンドレベルでアクセス可能なエンジンシャットオフスイッチを作動させて
エンジンの燃料供給をすべて停止して、機械を安全に停止できます。
• 頑丈な4点取付けのキャビンは、転倒時運転者保護構造/落下物保護構造
(ROPS/FOPS)基準に適合しています。
• 4点式シートベルトがオペレータの安全性を向上します。
• シートベルトを締めていない場合、シートベルトインジケータが
視覚と音声の両方でオペレータに警告します。
• ロックアウト機能によって、サービス技術者が
機械のメンテナンス作業を安全に実施できます。
• プライマリシステムが故障すると、セカンダリステアリングが
自動的に作動します。
• 過負荷速度制限機能がトラックペイロードシステムと連動し、
トラックが過負荷状態になると機械速度を自動的に下げます。
快適な作業
• 設計を一新したキャブは、従来とは異なる新基準の視認性、
快適性、生産性を実現します。
• 運転席の新しい配置によって、オペレータの操作性と
快適性が向上します。
• 視認性が向上し、作業エリアとその周辺の
拡大ビューが表示されます。
• 新設計のキャブは収納スペースが拡大しているため、接続性が向上し、
キャブ内を整頓できます。
• 新しいトランスミッションコントロールによって、
自動車品質の容易なシフト動作が可能になります。
• 自動キャブ温度コントロール。
• CATの次世代型デラックスシートによって、オペレータの快適性が向上します。
作業をやり遂げるためのテクノロジ
• 集中制御式システムにより、事実に基づいた
判断を適時に下すことができ、効率の最大化、生産性の向上、
コストの削減につながります。
• 重要情報管理システム(VIMS™、Vital Information Management System)のソフトウェアを搭載したアドバイザディスプレイで
重要な機械データを継続的に監視および収集することによって、
機械の状態に関する有用な情報を得ることができます
。米国EPA Tier 4 Final/EU
Stage Vおよび米国EPA Tier 2相当の両方に適用可能です。
• トラック生産管理システム(TPMS、Truck Production Management System)は、
マテリアルの質量を高い精度で測定し、2,400回の積込みサイクルを記憶して、
質量、運搬サイクルタイム、距離と日付、
タイムスタンプを報告します。
• 外部ペイロードインジケータランプ/ディスプレイが
積載をやめるタイミングを積込機に知らせるため、過積載のリスクを減らすことができます。
• Product Link™システムで各機械をワイヤレス接続し、
機械の位置、稼働時間、燃料消費量、生産性、
非稼働時間、診断コードを監視できます。
• VisionLink
®
により、装置に無線接続でき、
事業経営に必要な重要情報に
アクセスできます。
• CAT 775はMineStar™対応で、CAT Product
Link EliteおよびVIMSを搭載しているため、機械管理、
リモート監視機能、機械の稼働時間、コンポーネントの寿命を最適化しながら、
修理費用と深刻な故障のリスクを
低減できます。
• トンキロメートル毎時/トンマイル毎時(TKPH/TMPH、Tons Kilometers Per Hour/Tons Miles Per Hour)タイヤ管理システムが
TPMSと連動し、タイヤ寿命を改善します。
メンテナンスコストやその他のコストを削減
• 集中サービスポイント。
• エンジン取付けの2個のディーゼル
酸化触媒キャニスタによって粒子状物質を制御します。(Tier 4)
• Noxリダクションシステム(NRS、NOx Reduction System)テクノロジによって、
インテークエアの一部を排気ガスと交換して、燃焼温度と
窒素酸化物の発生を制御します。(Tier 4)
• 他のCAT装置との部品の共通化
• VIMS通知によって故障が発生する前に問題を解決できます。
• トルクコンバータストール(自動ストール)によって、すばやく
作動温度に達することができます。これにより、システムのコンポーネントの寿命が延長され、
寒冷地での作動時の性能の低下が軽減します。
• LEDライトは、寿命の延長、照度の向上、消費電力の低減、
振動や水による損傷に対する耐性の向上を可能にします。
用途の汎用性
• 適切なボディオプション(デュアルスロープ、フラットフロア、採石)を選択することで、
マテリアルと作業現場のニーズに対応できます。
• 運搬プロファイルに傾斜面が含まれる場合には、優れたマテリアル保持力を発揮する
オプションのデュアルスロープボディを使用できます。
• Xボディのフラットフロアは、特にクラッシャへの投入作業での
マテリアルの計量に最適です。
• デュアルスロープボディとXボディに利用可能なオプションのラバーライナによって、
衝撃の強い、硬岩用途におけるトラックのボディの寿命を
保護できます。
• フラットフロアボディ、デュアルスロープボディ、採石ボディには、オプションのサイドボードを
利用できます。Tier 4モデルとTier 2モデルに適用可能です。
サスティナビリティ
- CAT® C27エンジンは、米国EPA Tier 4 FinalおよびEU Stage Vの排出ガス基準に適合しています。
- 775Gは、CO2の排出量が従来の775Fよりも最大9 %少なくなっています*。
- CATディーゼルエンジンは、ULSD(硫黄含有量15 ppm以下の超低硫黄ディーゼル燃料)、または次の低炭素強度燃料を混合したULSDを使用する必要があります: · 最大20 %のFAME(Fatty Acid Methyl Ester、脂肪酸メチルエステル)バイオディーゼル**、または最大100 %の再生可能ディーゼル、HVO(Hydrogenated Vegetable Oil、硬化植物油)およびGTL(gas-to-liquid、天然ガス由来軽油代替)燃料。適切な用途については、ガイドラインを参照してください。詳細については、Catディーラにお問い合わせいただくか、『Caterpillar推奨の機械油水類』(SEBU6250)を参照してください。
- オートアイドリングストップ機能付きタイマは、あらかじめ設定したアイドリング時間の経過後に機械を停止することにより、燃料消費、温室効果ガス排出量、不要なアイドリング時間を低減します。
- メンテナンスの間隔により、休車時間が短縮されるだけでなく、機械の耐用期間にわたって交換される油水類の量とフィルタの数が少なくなります。
- VisionLink®は、選択された日付範囲における毎日の運転時間燃料消費量を燃料タイプ別に計算して、監視対象の資産のCO2排出量を表示します。
- アイドリングによる燃料の無駄を防ぐことができます。CAT VisionLink®オンライン機械モニタリングを使用して、アイドル時間を管理し、燃焼消費と温室効果ガスの排出を低減できます。
- CAT® Certified Rebuildプログラムを利用して、使用済みの機械、システム、コンポーネントを新品同様の状態に戻すことができます。CAT Certified Rebuildは、性能と生産性を元のレベルに回復し、さらに高いレベルに向上できます。
*いずれも775Fとの比較。生産性、燃料、CO2排出量は用途によって異なります。CO2排出量の計算は、2.2 U.S. gal/hrのNo.2米国ディーゼル燃料を使用した基準作業サイクルに基づいています。米国EPAのEmissions Hubの排出係数を使用し、IPCC2006 の方法論を適用しています。尿素水(DEF、Diesel Exhaust Fluid)関連のCO2を含みます。燃料の測定温度は15 °Cです。推定平均燃料消費の改善は、テストまたはProduct Link®データ(利用可能な場合)に基づいています。生産性の向上はテストデータに基づいています。
**後処理装置のないエンジンは、より高い混合率に対応し、最大100 %のバイオディーゼルを使用できます。